待機メッセージは、どんな相手があなたの部屋に来るかを大きく左右します。特に注意すべきは、「ネカマ(女性を装った男性)」を引き寄せてしまうような文言です。意図せずネカマばかりが集まってしまう原因は、あなたの待機メッセージの内容にあるのかもしれません
ネカマは、ストレートな欲求やわかりやすい期待にすぐ反応してくるものです。そのため、以下のような文言はネカマにとって“反応しやすく演じやすい”ものとなり、結果的に本物の女性を遠ざけてしまうのです。
「今ムラムラしてる」「抜かせてほしい」といった発言は、もはや人間との会話ではなく、自慰の道具を探しているようなものです。本物の女性はこれに呆れるだけですが、ネカマにとっては「見せればリアクションがもらえる」即物的なゲームとして成立してしまいます。
→ 会話も関係も不要と判断され、本物の女性にとっては無価値な待機文になります。しかしネカマにとっては待ってましたと言わんばかりのメッセージです。
「写メ見せて」「脱いで」といった要求は、相手との関係構築をすっ飛ばして欲望だけをぶつけている状態です。これに応じる本物の女性はほぼいません。一方、ネカマはネットにある画像を転用して応じることで、支配感・優越感・からかいの快感を得るために入室してくるでしょう。
→ 実在の女性からは即敬遠され、ネカマにとっては演技だけで反応を引き出せる都合のよい対象になります。
「優しいお姉さん」「甘やかしてくれる年上女性」などの理想像を前面に出すと、それにピタリと当てはまるネカマが即座に現れます。ネカマは「条件に合わせて演じれば騙せる」と判断し、その女性像を演じてくるのです。
→ ネカマの“演技力”を刺激し、それに応えるために積極的に入室します。
いきなり顔写真を送ってくる女性が本物である可能性は、極めて低いと考えるのが常識的です。信頼関係も築かれていない相手に、ネット上で無防備に顔を見せるような行動は通常ありえません。そうした画像は、多くの場合、他人の写真を流用したものであると考えるのが妥当です。
もちろん、可能性としては、リスク認識の甘い実在の女性であるケースもゼロではありません。しかし、どちらにしても最善の対応は深追いせず、会話を切り上げることです。
そして重要なのは、このような“怪しい行動”に無邪気に反応し、喜んでしまう利用者の存在が、ネカマにとっての成功体験となり、活動を助長してしまっているという現実です。 ネカマは反応を求めて動いています。その期待に応えてしまうことが、結果としてネカマを“増やす”土壌を作ってしまうのです。
Google Analyticsによる過去の解析では、ユーザーの約16%が女性であるという結果が出ていました。これはCookieの許可が不要だった時期の信頼性の高いデータです。(現在は、性別や年齢の推定にはCookieの同意が必要な仕様となっているため最新値は不明です)
16%という数字を「多い」と感じるか「少ない」と思うかは人それぞれですが、「ネカマばかりだ」と感じてしまう場合は、もしかするとご自身の待機メッセージが女性を遠ざけてしまっているのかもしれません。
チャットの出会い方や接し方を少し変えるだけで、状況は大きく変わるかもしれません。ここに記載したの内容に心当たりのある方は、あなた自身の振る舞いを一度だけ見直してみてください。それだけで、出会える相手の質が変わってくるはずです。
本物の女性は、“対話”“人間性”“関係性の丁寧さ”を求めています。
待機メッセージとは、単なる誘い文句ではなく「どんな関係を築きたいか」の入り口です。メッセージ次第で、あなたが呼び込む相手は真逆になります。